大正時代より、金箔打紙(ふるや紙)が、お顔の皮脂をよく吸い取るという事で上流社会の女性たちの間で、愛用されたのが始まりとされています。
金箔打紙(ふるや紙)とは、手鹿きの名塩和紙に本金をはさみ、金箔打の職人さんが、何万回とハンマーでたたき、金をミクロンの薄さに延ばすのに使用される手鹿きの名塩和紙のたたいて使い古された紙のことをいいます。
ところが、現在手鹿きの名塩和紙を鹿いておられるのは、たった2件しかなく、又、金箔の需要も減少し、金箔を打つ職人さんもほとんどなく、金箔打紙の本物は、少なくかつ、大変高価なものとなってしまいました。
こうした様々な事から、現在市場に出回っているものは、ほとんど機械により抄紙されています。
機械製造により抄紙された紙は、ハンマーでたたく手作業のかわりに、スーパーキャレンダ加工(圧力、つや出し、熱処理)をほどこして、あぶらとり紙として仕上げられております。
当店のあぶらとり紙の素材は、マニラ麻100部に対し、天然パルプ20部を使用しており、ソフトな肌ざわりとなめらかな使用感を充分御満足していただけるものと確信致しております。
又、上記に述べました、昔ながらのあぶらとり紙に一番近い商品になるよう品質にもこだわり、心をこめて製造致しました。
このあぶらとり紙を、少しでも多くの皆様に使っていただき、又喜んで頂ければ、幸いに存じます。
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